何屋さん?ヘアーサロンです / Vespaと英国車 / 浪漫 /
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Garage Life / 木のシェルフ / ガレージドア
#02 HAIR cooper
クルマ好きの方ですから
そう紹介されると、住宅街にひっそりと灯りの漏れる店へ。
ロータスグリーンに塗られたドアを開け、初めての打ち合わせに訪れた。
クラシックカーとモーターサイクル好きの僕ら。
クルマ談義に花が咲き乱れ(笑)、打ち合わせは明確になっていく図案と時間がゴキゲンに折り重なっていった。
店内に並ぶ旧きオートモビリエたちと経年美化された店はオーナーと同じ呼吸をしながら時を過ごしてきた。
店はオーナーを投影するというけれどヘアークーパーは見事にそんな空間への仕上がり。
建物事情の移転計画で仕方がないのだが、惜しい店だ。その思いは新店舗への創作意欲に注ごうと決めていた。
ガレージにしませんか?
そう提案した。
クルマ好きのひと、ヴィンテージミニカー好きのひと、Vespa好き、国籍問わずのクルマたちがやってくる。
なによりこの店には、多くの愛すべきパティナたちが賑やかに並ぶ。
その雰囲気に呼ばれるように集まるひとがいる。
そんな人たちと、珈琲の湯気を揺らしながら豊かな時間を過ごすガレージが似合う店主なのだ。
GARAGE
Garageにはガレージドア
フランス落としを床から抜き、ロートアイアンの厳ついハンドルをギィと引けばドアを開けて愛車を入れてメンテナンスや、スロットカーレースをしたり。Garageならではの楽しみ方だ。
行き交うひとが「何屋さんだろう?」と小窓から眺めるシーンも多々あり。「ここにあります!」と知らせているフロントの表情すべてが、この店の看板。 笑顔で胸を張って立つコンシェルジュ役のビバンダム君は 夏には麦わら帽子、冬にはニット帽の姿で迎えてくれる。
PATINA
パティナを愛でる
豊かなモノづくりをしていた旧き良き時代。
同じ年代のコレクションたちが並ぶ空間は心地いい 。なんとも落ち着くのは、素材感ある木の家具やコンクリートで構成する空間と、これからも経年美化していくオートモビリエたちのおかげだろう。
2×8のシェルフ
オートモビリエやCORGI、DINKYのヴィンテージミニカーが並ぶ。ハサミや仕事の道具は、赤いスチール製TOOL BOXに収められている。店に入ると左右それぞれにカット台が2台設置とノーマン.ロックウェル「Barber shop」の額装の絵がレンガの柱に掛かる。これでようやくヘアーサロンと理解されることが多い。思いっきり遊んでしまおう。本気で遊べば、愉しいものだ。
VINTAGES ON THE SHELF
“British backyard Garage”
HAIR cooper
2-91 1F Takayashiro. Meito-ku Nagoya City. Aichi 465-0095
ACE atelier
SHOP DESIGN WORKS