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鉄とコンクリートと音楽と。

 
 

初めての打ち合わせでテーブルにドカッと、重厚な資料を置かれた。
ファイリングされたデッサンや切り抜きは200ページほどになっていた。表紙を閉じるのが大変なほどに膨らんだファイルのページをめくりながら話をしてくれる。
ROCKを背景にアート×ファッションが共有する空間をつくりたいと、学生の頃から描いてきた想いを淡々と語ってくれた。
 
後日、街の中心に集まる店たちを二人で珈琲を片手に散策。
共通のキーワードを互いが持っているときの仕事は、多くを語る必要はないのだろう。
店から店へ、ブラブラと歩いた。
200ページを重ねてきたひとの店づくり。
そういう場面に会う時におもうのは、僕らの仕事はその人たちの人生に大きく食い込んでいることだ。
愚直に取り組んで丁度いい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 隠れ家から廃墟的鉄のカオ
 
デザイナーズブランドのセレクトを郊外で展開。オープニングのコンセプトは街から外れた隠れ家的ショップ。ひっそりと佇む隠れ家らしく目隠しするように木のパネルを張りフロントを塞いだ。白いドアの細長い隙間のようなガラスが唯一の外と中の視界を繋ぐ。一周年を機にフロントは鉄とガラスの表情に替わった。扉と横木の閂(かんぬき)は錆びながら風合いを増す。外気と触れるひとの手と経過する時間がいいカオをつくっていく。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今をつくっている
白く塗られたコンクリートに配管が這りめぐり積まれたブロックに黒皮鉄板がのるカウンター。音楽をシーンにつくられたアート作品や洋服たちが並ぶ空間は自由でシンプルなのが似合う。デザイナーがここでペイントやシルクスクリーンをしたり、スタッズを打ち込んだりと実演する。オーディエンスに囲まれたLIVE空間のように。
 
 
 
 
 
   
“Iron front and dead bolt” 
up the bracket 
 
 

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