FLAT HOUSE LIFE 


 

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NOTE BOOK   #04 FlatHouseLife

  
高校生の頃、漫画と映画で知った「米軍ハウス」
登場人物たちは、ズイブンと自由に暮らしていた。
VILLAGEVANGUARDの本棚に派手なポップが揺れていたのを見て思い出した。
「平屋暮らし!米軍ハウス!」冊子のタイトルは「FLAT HOUSE LIFE」 
日本の平屋と米国住居のスタイルが混ざり、ペンキで仕上がった「すこし青い瞳の家」そんな印象だった。
 
仲間と著者のハウスへ伺おうと東京都下までクルマを走らせた。
著者に迎えられ、早速ハウスへ案内してもらう
陽の気持ちよい芝の庭と戦後から時間をためて佇む木造の平屋。
塗装を幾度も重ねた木の窓枠、天井、壁、床板。
庭で近所の仲間と集うことも、のんびり珈琲でもと平屋暮らしの楽しみを想像する。
 
戦後からの旧い建物は“修理”という宿題がある。
痛んでくれば住人やハウスを愛でる仲間で手入れをしてきたという。
そうやってハウスに流れるゆったりと自由な空気は生まれたんだろう。
 
帰りの頃には外はすっかり暗かった。
見送る著者とハウスから漏れる灯りが優しかったのは今でも鮮明におぼえている。